イスラエル危機 2012 11 23
2012年11月22日の日本経済新聞Web刊には、このような記事があります。
「薄氷の停戦、周辺国に広がる『反イスラエル』」
【ドバイ日経】イスラエルとイスラム系武装組織ハマスの停戦合意により、
両者の武力衝突は、いったんは沈静化した。
だが衝突への懸念は残る。
民主化運動「アラブの春」で、
イスラム系政権が相次ぎ発足した周辺地域の新たな構図が、
各国の民衆に根付く反イスラエル意識を反映しやすい状況を生んでいるためだ。
(中略)
ハマス側は、ロケット弾の攻撃で、
あえてテルアビブ中心部への着弾を避け、郊外や地中海沖合を狙ったフシがある。
それが「手作り兵器」と呼ばれたハマスのロケット弾の性能や運用能力の向上を示し、
イスラエル側に心理的圧迫感を加えた。
(以上、引用)
もしかすると、イスラエルは、
後方の懸念であるハマスをつぶしてから、
イラン攻撃を考えていたかもしれません。
そういう声が出ています。
一方、イランにしてみれば、
ハマスを援助すれば、自国への脅威は減ると考えるかもしれません。
エジプトは、カンディール首相が、16日、ガザを訪問して、
「ガザを孤立させない。エジプトは昨日までのエジプトとは違う」と強調していました。
もしかすると、イスラエル打倒のため、
長年対立が続くイスラム教のスンニ派とシーア派が共闘するかもしれません。
いずれにせよ、このような紛争は、
どちらか一方が、地上から消えるまで続くでしょう。
イスラエルにしてみれば、
ユダヤの地は、神から約束された土地です。
一方、イスラムから見れば、
「あの土地は、アラブのものであり、イスラエル建国によって奪われた」と考えているでしょう。
(イスラエルは、1948年に建国されました)
イスラエルの人口は、たったの770万人です。
丸ごと日本に移住させても収容可能かもしれません。
神殿の崩壊 2012 11 17
2012年11月16日の日本経済新聞Web刊には、このような記事があります。
「イスラエル、ガザ侵攻準備 テルアビブで爆発音」
イスラエル軍は16日、
イスラム系武装組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに、
地上軍を投入する準備に入った。
ガザ周辺に戦車部隊を集結、予備役兵士の招集も始めた。
ハマスは同日、エルサレムとテルアビブの2都市を狙ってロケット弾で攻撃した。
中東情勢は緊迫の度合いを増している。
(中略)
エジプトのカンディール首相は16日、シナイ半島経由で陸路ガザを訪問した。
「ガザを孤立させない。エジプトは昨日までのエジプトとは違う」と強調した。
(以上、引用)
いつだったか、このようなことを聞いたことがあります。
「エルサレムが敵で囲まれる時、終わりの時は始まる」
ムバラク政権のエジプトは、
イスラエルの友人だったかもしれませんが、
現在のエジプトは、友人ではありません。
今のエルサレムは、「古いエルサレム」となって、崩壊するかもしれません。
しかし、エルサレムは、必ずしも、ユダヤの地にあるとは限りません。
終わりがあれば、始まりもある。
旧約聖書 「エゼキエル書」
エゼキエルは、谷で、たくさんの人骨を見つけます。
そこで、エゼキエルは、神から言われたとおり、このようなことを言うのです。
「枯れた骨よ。
主の言葉を聞け。
主は、こう言われる。
見よ、私は、お前たちに魂を吹き込む。
すると、お前たちは生き返るだろう。」
エゼキエルが、こう言うと、不思議なことに、
カタカタと音を立てて、骨が集まってきて、
その骨の上に、筋肉がついてきて、さらに皮膚までできたのです。
そして、その肉体に、魂が吹き込まれると、
人間として甦ったのです。